寝る前のブログ

物忘れ対策日記

ダイハツからの手紙

昨年より世間を騒がせているダイハツから手紙が届いた。

内容は、お詫びから始まり、調査結果の概要と反省、使用を中止する必要がないこと、信頼を取り戻すため、全社を挙げて取り組んでいくことなどがA4、1枚にまとめられている。

私はダイハツユーザーであるが、正直なところ、今回の不正を知ったとき、ダイハツに対して腹が立ったり、憤りを感じたりといった負の感情は起きなかった。

むしろ、不正行為に手を染める事になった現場の技術者に対する同情が強かったと思う。

毎年のように大企業の不正行為が発覚し感覚が麻痺しているのかもしれないし、同じトヨタグループの日野でも最近問題になったばかりということもあるかもしれない。

仕事をしていると、様々な検査や審査といったものが行われるが、現実的に工程に無理があり実行が困難となっている作業もあるのではないか。そして、それらの無理は、親会社からのプレッシャーが発端になっていることがあるのではないか。

私が務める会社では、親会社からのプレッシャーが強烈過ぎて、経営者が、違法行為も厭わないという感覚に陥っていた。結果、不適切な行為が横行していたが、ある時、複数の不正が一度に発覚したため、現状は、一時期と比較してプレッシャーは弱まった。とはいえ、仕事が減ったわけではないので、苦しいことには変わらず、一部の社員や役員が残業や休日出勤でカバーしている。 

結論の出ない会議を延々と続ける割には、必要なところに、工数が割かれず、一部の社員の犠牲のもとに成り立っている会社と言えるが、このような会社は当社だけではないのではなかろうか。