日本各地に様々な蕎麦があるが、今まで食べた中で個人的一番は、越前蕎麦である。大根おろしの入ったつゆを、食べる前に自分で蕎麦にぶっかける。味の想像ができるが、だいたい当たっている。
様々な蕎麦があるとは言え、大抵の蕎麦は麺である(私の知る限り)。
つゆに浸かっているかけ蕎麦、一口ずつつゆにつけるざる蕎麦、盛りそば、ぶっかける越前蕎麦等、いずれも麺である。
昨年、知り合いに誘われ、とある蕎麦屋に行った。確か完全予約制で、同じ時間に二組しか入れなかったと思う。
古民家を改装した店(勝手なイメージかも)に入ると、店主が席に案内してくれる。と言っても、テーブルが二つしかなかったかもしれない。
料理は、順番に運ばれてくるが、その都度店主が丁寧に説明してくれる。
最初は多分、蕎麦がきだったと思う。(この写真しか撮ってなかったので)
麺以外の蕎麦を食べたのは、多分初めてだったが、蕎麦を食べている感じはあまりなかったように思う。
その後も珍しい蕎麦料理(個人的感想です)が続けて出てきたが、単に舌で楽しむだけでなく、店主の話を耳で楽しみ、料理は目でも楽しめる、ある種のエンターテイメントのような店であった。