寝る前のブログ

物忘れ対策日記

4兆5千億円に思う

トヨタの2024年3月期の連結純利益見通しが4兆5千億円になる見通しとのこと。
関係会社の不正が立て続けに明るみになっていることなど、どこ吹く風ということか。

現在のトヨタ車の納期の長さから、円安なので国内向けを減らして輸出優先にしているのではないかと素人ながらに考えていたが、前期比で84%増ということからも、やっぱりという気持ちになる。

社有車として現行プリウスを2台購入したが、散々待たされたあげく高給と言われるトヨタ社員の賃上げにわずかでも貢献したことに憤りを感じる。
昔から「乾いた雑巾を絞る」と表現されるようにコストダウンに異常なまでの執着があるとされる会社である。
お手本にする会社も多かったと思うが、ここのところの関係会社の不正を見ていると、行き過ぎた締め付けの末路のよう見える。
無駄を省く事は必要だが、やりすぎれば優秀な社員が去り、残された社員は与えられた目標を達成するために、不正に走ることになる。
たまたま、昨日テレビでJR西日本福知山線脱線事故を振り返る番組を少しだけ見た。
当時も問題になっていたが、ミス(電車の遅延等)をした社員をパワハラでとことん追い込む事でミスをなくそうとする戦前のような「指導」が行われていた。
トヨタも今のままだと、同じ轍を踏むのではないか。トヨタに限らず、日本的と言うか昭和的と言うか同じような体質の会社は少なくないと思われ、日本経済が世界から取り残された事の一因ではないだろうか。