寝る前のブログ

物忘れ対策日記

コストダウンの美徳

長く続いたデフレの影響かコストダウンをやたらと尊ぶ傾向があるように思う。

コストを削れば一時的に利益は出る。
だからひたすらコストダウンを続けてしまうのかもしれないが、将来的には設備の老朽化や、従業員の高齢化など、利益が出しづらい体質に陥ってしまう。

会議に設備投資の案件を上げると重箱の隅をつつくように突っ込みが入るが、ほとんどがコストを下げる方向の発想からくるものである。
間違っても「もっとコストをかけて最高の設備を入れろ」とは言わない。
逆に安物を買って生産性が下がることは厭わない。

結局のところ単なるケチではないかとも思える。

税金で持っていかれるくらいなら、設備投資に回したり従業員へ還元すべきだが、目先のことに気を取られて長期的な視野を持てない。
そのやり方で業績が右肩上がりと言うなら何も言えないが、長年低迷している。

低迷していても、今までのやり方が間違っていると誰も思わないのか、思っていても言わないのか知る由もない。

会社とは誠に不思議なところである。