今週のお題「あんこ」2回目
あんこで小説「あん」をい出した。
映画も見たがどっちが先だったか思い出せない。
映画の主演は樹木希林だった。淡々とした演技が自然すぎてドキュメンタリーと見まがうほどだったと記憶している。
演技が、どこにでもいそうなおばあさんであったため、かえって世間の理不尽さや冷たさ、人心の闇の深さが強調されていたように思う。
国による人権侵害が最近まで行われており、差別や偏見はまだ続いていると考えられる。国が間違いを認めても、人生を取り戻すことはできない。
長いこと生きていると、しょっぱいことが多いから、どら焼きのあんの優しい甘さに人は引きつけられるのであろうか。
内容は重めだが、なんとなくすがすがしさを感じる作品だった。(個人的感想です)