車でラジオを聞いていると、映画の紹介が始まった。
元ボクサーがアメリカでホテルを経営…とあらすじを聞いて思い当たる節がある。
だいぶ前になるが、朝日新聞に連載されていた沢木耕太郎の小説が、元ボクサーの話だった。
アメリカから何十年ぶりかに帰ってきて、昔の仲間と共同生活をするといった内容だったと思う。
新聞の連載小説は、なかなか読み続けるのが難しいと思うのだが、この小説は、次の日が待ち遠しくなるほど、面白かった(笑えるという意味ではなく)。
年のとり方を考えさせられた記憶があるが、残念ながらその後の生き方に役立てることはできなかった。
家に帰って検索してみると、やはりその小説「春に散る」が映画化されていたのだったが、公開が昨年の8月となっていた事に驚いたのであった。