ある上司は、その妻に頭が上がらないらしい。
財布は完全に掌握されており、毎月小遣いを貰っているという。
家計の管理を任せるというレベルではなく、何を買うのでもその妻のイニシアティブの下に行われる。
車を買い替える際も、小型車（1500cc）を希望したが却下され、軽自動車になったという。
最近の軽自動車は性能が良くなっているとは言え、シートの小ささ等、いかんともしがたい問題はある。
昼は毎日愛妻弁当なので、どちらかと言えば羨ましがられるだろうが、多少なりとも家庭の事情を知ってしまうと、なんとなく不憫に思えてくる。
自分はと言うと、今日もスーパーで弁当を選ぶ自由を満喫しているのであった。
断じて、愛妻弁当がうらやましいことはない。
ただ、時折今日何を食べるか考えるのがめんどくさい事もあるということである。
