寝る前のブログ

物忘れ対策日記

読書で探る「普通」の意味 三谷幸喜 オンリー・ミー私だけを

荒んだ毎日を送っている。
一日の内、笑っている時間がどれほどあるだろうか。
最近は胃が痛むことが多くなった。
面白いことがない。というか、面白くないことが多すぎる。
気持ちの持ちようなのか、良くないことが寄ってくるような気がする。
特に仕事は、問題だらけである。

たまには笑いたいと思い、「笑える本」で検索すると、三洋堂書店の「おすすめの面白い文庫本5選」というサイトが出てきた。
三谷幸喜の「オンリー・ミー私だけを」というエッセイ集が紹介されていたので、三谷幸喜なら面白いだろうと、早速注文した。

一言で言うと、面白い。
アマゾンのカスタマーレビューの評価が、面白いと、笑えないの両極端なのが興味深い。
かなり若い頃のエッセイ集である。演劇は見たこと無いが、映画やドラマは独特な世界観があるだけに、やはり日常も普通の人ではないようだ。
実際のところ、どこまで事実なのかわからないので、エッセイと言ってしまうことに疑問が残るが、あとがきにエッセイ集と書かれているのでやはりエッセイなのだろう。

有名アニメのキャラクターに呼び出されて対談したり、少年時代の普通ではない思い出など。


読んでいると、普通ってなんだろう。普通って良いことだろうかという疑問が湧いてくる。
結局、当たり障りなく、誰にも迷惑をかけずに生きていたところで、周りにそれほど感謝されるわけでもなく、自分も満足できるわけでなく、どちらかというと、後悔の多い人生になるのではないかと思う。
他人の恨みを買うことでない限り、言い方は悪いがやったもん勝ちじゃなかろうか。

トラブルを笑い飛ばせる人になりたい。